〜勉強量から質へ、自分で学び続ける力を育てる中学校3年間〜
盛岡一高を目指すなら、いつから本格的に勉強を始めればよいのでしょうか。
中3になってから受験勉強を頑張ることも大切ですが、できれば中1から学年上位を目指し、その成績を維持できる学力を身につけてほしいと思います。
そのためには、中学校3年間を見据えた学習戦略が必要です。
中1では勉強量を確保し、基本事項を確実に習得する。中2では勉強の質とレベルを高める。そして中3では、入試の目標点から逆算して勉強する。
また、学年が上がるにつれて、自分で目標を決め、計画を立て、勉強を進められるようになることも大切です。
今回は、中学受験をせずに公立中学校へ進学する小学6年生とその保護者に向けて、盛岡一高合格を目指すための8つの学習戦略を紹介します。
中1の1学期のスタートダッシュで、一気に学年上位へ
中学校に入学したら、最初の定期テストから各教科90点以上、できれば満点を目指してほしいと思います。
そのためには、学校の授業を大切にし、教科書や学校のワークを徹底的に活用することです。
授業で習ったことをその日のうちに理解し、基本問題を速く正確に解けるようにする。さらに、テスト範囲の内容を繰り返し復習して、確実に身につけていきます。
中1の段階では、まず十分な勉強量を確保することが大切です。毎日勉強する習慣をつくり、一定量の問題を解き切る力を育てましょう。
最初の定期テストで良い結果を残せれば、自信がつき、さらに上を目指す意欲にもつながります。
中1の最初から学年上位を目指し、その位置を維持することを当たり前にしていきましょう。
中2の1〜2学期の中だるみを乗り越え、成績を維持する
中2は、中学校生活にも慣れ、部活動や学校行事が忙しくなる時期です。
高校入試までまだ時間があるため、勉強の目標を見失い、成績が伸び悩む生徒もいます。
この時期に大切なのは、定期テストだけでなく、実力テストの得点にもこだわることです。
定期テストでは高得点を取れても、実力テストになると点数が下がる場合は、以前に学習した内容の定着や応用力に課題があるかもしれません。
また、得意教科をさらに伸ばすとともに、苦手教科をつくらないことも重要です。
中2の2学期からは、中1の学習内容の復習も少しずつ始めましょう。中2の3月までに、中1・中2の基本事項を一通り復習しておくのが理想です。
中2は成績を維持するだけでなく、中3でさらに学力を伸ばすための準備期間です。
中1は勉強量を確保し、中2からは質とレベルを高める
中1では、まず勉強量を確保し、基本事項を確実に身につけることを重視します。
一定時間集中して勉強する力や、決めた範囲を最後までやり切る力を育てることも大切です。
中2からは、勉強の質を高めることを意識しましょう。
例えば数学では、基本的な計算問題に時間をかけすぎず、速く正確に解けるようにする。そのうえで、文章題や関数、図形などの応用問題に取り組む時間を増やします。
英語でも、基本的な単語や文法を確実に覚えたうえで、長文読解や英作文に取り組んでいきます。
中3では、入試の目標点に合わせて、取り組む問題の難易度や学習内容を選択することが必要になります。
ただし、量から質への転換は、勉強量を減らすことではありません。
十分な勉強量を維持しながら、同じ時間でより多くのことを習得し、難しい問題にも対応できるようにすることが目標です。
勉強の仕方を改善し、自立的な学習へ移行する
中学校3年間を通して、ぜひ身につけてほしいのが、自分で勉強を進める力です。
中1では、授業の受け方、問題の解き方、丸つけ、復習など、勉強の基本動作を身につけます。
中2では、テスト結果や普段の学習状況を分析し、自分の課題を見つけて改善できるようにしましょう。
例えば数学の点数が下がった場合、単に問題演習を増やすのではなく、計算力が不足しているのか、解き方を理解していないのか、時間が足りないのかを確認します。
中3では、自分で目標を設定し、何を優先して勉強するか、どこまで取り組むか、何分使うかを判断できるようになることが理想です。
勉強法は、一度決めたら終わりではありません。成績や課題に応じて、改善を続けることが必要です。
保護者や先生に管理される勉強から、自分で考え、判断し、実行する勉強へ。
この力は、高校進学後にも大きな財産になります。
学校の教材を完璧にしたうえで、さらに難しい問題集に挑戦する
学年上位を目指すための基本は、教科書と学校のワークを徹底的に活用することです。
教科書の内容を理解し、学校のワークにある基本問題や標準問題を、すべて自力で解ける状態に近づけましょう。
そのうえで、市販の問題集や全国の高校入試問題など、さらに難しい問題に挑戦してほしいと思います。
例えば数学では、複数の知識を組み合わせて解く問題や、解き方を自分で考える問題に取り組みます。
英語や国語では、初めて読む文章を正確に理解し、要約や記述をする練習も必要です。
ただし、問題集の冊数を増やすことが目的ではありません。
自分の学力や課題に合った問題集を選び、1冊の内容を十分に習得することを優先しましょう。
教科書・学校のワークで基本を身につけ、応用問題・入試問題へ進む。
この順序を大切にしながら、学習内容のレベルを高めていきましょう。
部活動や習い事と勉強を両立する
中学校では、部活動や習い事に力を入れたい生徒も多いと思います。
勉強と両立するためには、限られた時間を有効に使うことが大切です。
まずは学校の授業に集中し、授業中に理解できること、覚えられることを増やしましょう。
また、学校での空き時間や帰宅後の短い時間も活用します。
忙しい日は英単語や計算など短時間で取り組める内容を中心にし、時間に余裕のある日は数学の応用問題や長文読解などに取り組むとよいでしょう。
定期テスト前だけ勉強量を増やすのではなく、普段から学習を継続することが重要です。
もちろん、睡眠や休息を削って勉強時間を確保することはおすすめしません。
部活動と勉強の両立を通して、時間の使い方を工夫する力を身につけてほしいと思います。
教科書を超えた学びで、知識・教養・知的好奇心を育てる
学校の勉強を、テストで良い点数を取るためだけのものにしてほしくありません。
授業で興味を持ったことについて、自分で調べたり、本を読んだりする習慣も大切にしましょう。
例えば理科で電気について学んだら、発電の仕組みや再生可能エネルギーについて調べてみる。
社会で歴史を学んだら、当時の人々の暮らしや、現在の社会とのつながりを考えてみる。
科学技術、経済、国際問題、歴史、文化など、幅広い分野に関心を持つことで、学校で学んだ知識が現実の社会と結びついていきます。
調べた内容を短く要約したり、自分の考えを説明したりすることも良い練習になります。
AIを疑問の解決や情報収集に活用することもできますが、答えをそのまま受け入れるのではなく、自分で考え、確かめることが大切です。
知識を覚えるだけでなく、その知識を使って考え、世界を理解する力を育てていきましょう。
中3の8月以降は、入試で目標点を取るための勉強に切り替える
中3の1学期までは、中3の学習内容を確実に習得しながら、中1・中2の苦手克服を進めます。
そして8月以降は、高校入試で目標点を取るための勉強に切り替えていきましょう。
盛岡一高を目指す生徒には、学力検査450点以上を一つの到達目標として設定することをおすすめしています。
ただし、450点は合格を保証する点数ではなく、学力を高めるための目標です。
8月からは『全国高校入試問題正解』などを活用し、全国の公立高校入試問題に取り組みます。
12月からは岩手県の入試過去問にも取り組み、出題形式や時間配分を確認していきます。
また、白ゆりテストやそっくりテストの結果を分析し、教科別・単元別の課題を明確にすることも重要です。
例えば450点を目指す場合、すべての教科を同じように勉強するのではなく、どの教科のどの問題で得点を伸ばせるかを考えます。
週単位で学習計画を見直し、優先順位の高いものから取り組みましょう。
受験期には勉強時間が増えますが、睡眠や体調の管理も欠かせません。
入試の目標点から逆算し、今の自分に必要な勉強に集中することが、受験期の重要な戦略です。
盛岡一高を目指す3年間で、自分で学び続ける力を身につける
盛岡一高を目指すのであれば、中1から学年上位を目標にしてほしいと思います。
中1では勉強量を確保し、基本事項を確実に身につける。
中2では勉強の質と難易度を高め、学年上位を維持する。
中3では入試の目標点から逆算し、必要な学習に集中する。
そして3年間を通して、自分で目標を決め、計画を立て、勉強を進められる力を育てていきましょう。
盛岡一高への合格は大きな目標ですが、それが勉強の最終目標ではありません。
高校進学後も自分で学び続け、さらに学力を伸ばせるようになることが大切です。
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大切にしているのは、単に問題集を進めたり、中学校の内容を先取りしたりすることではありません。
まず、一人ひとりの学力や勉強の仕方を確認します。
そのうえで、
- 小学校の学習内容で、十分に身についていること。
- 理解や定着が不十分なこと。
- 勉強の仕方で改善すべきこと。
- 中学入学までに優先して取り組むこと。
を整理し、必要な指導やアドバイスを行います。
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