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【中学生】「何度も書けば覚えられる」は本当か?

「書けば覚えられる」は本当か? 〜書くことの本当の価値と、成績につながる暗記法〜 中学生

「何度も書けば覚えられる」は本当か?

書くことの本当の価値と成績につながる暗記法についてお送りします。

中学校に入ってから、こんなことを言われたことはありませんか?

• 「とにかく書いて覚えなさい」

• 「10回書けば覚えられる」

• 「ノートをたくさん作りなさい」

でも実際には、

• 何度も書いたのに、テストに出なかった

• 時間をかけたわりに、点数が伸びなかった

• 勉強しているのに、成績上位には届かない

そんな経験をしている人も多いはずです。

では、「書いて覚える」という勉強法は間違っているのでしょうか?

結論から言うと、「書くこと」自体ではなく、「考えずに書くこと」が問題なのです。

なぜ書くだけの暗記はうまくいかないのか?

それは書くことが「作業」になってしまうからです。

ノートを見ながら、同じ単語や漢字を何度も写す。

この状態では、手は動いていても、頭はほとんど使われていません。

脳は「もう見た」「もうやった」と判断し、覚える必要がない情報だと処理してしまいます。

その結果、

ノートはきれいでも、テストになると何も出てこない

ということが起こります。

また、人の記憶は、「見た回数」ではなく、「思い出そうとした回数」で強くなります。

ところが、書くだけ暗記では、

• 思い出す前に答えが目に入る

• 頭を使う前に手が動く

という状態になりがちです。

これでは、記憶するのに必要な「思い出す」作業がないので、

覚えたつもりになっているだけで、本当の意味で記憶には残りません。

それでも「書くこと」が勉強に必要な理由

ここまで読むと、

「じゃあ、書く勉強は意味がないの?」

と思うかもしれません。

しかし、それは大きな誤解です。

書くことには、他の勉強法にはないメリットがあります。

頭の中を整理できる

勉強をしている頭の中では、

• 前に覚えたこと

• 最近覚えたこと

• 分かっていること

• 分かっていないこと

などが、ごちゃごちゃに混ざっています。

それを文字として書き出すことで、

• 何を覚えているか、覚えていないのか

• 何が分かっているか、分かっていないのか

• 知識同士がどうつながっているのか

がはっきりします。

「整理されていない→分からない→書けない」となるので、

書ける状態にすることが、成績を上げるうえで重要になります。

ワーキングメモリの負担を減らせる

人が一度に頭の中で考えられる量には限界があります。

これは、ワーキングメモリ(=短期記憶)と言われるもので、個人差が大きいです。

頭だけで考え続けると、

• 手順を忘れる

• 途中で混乱する

• 考えが止まる

といったことが起こります。

そこで書くことで、

• 覚えておく情報を紙に預ける

• 頭を「考えること」だけに使える

ようになります。

成績上位の生徒ほど「考えるために書く」ということを行っています。

指先を使うことで、脳が強く刺激される

書くという行為は、

• 目で見て

• 手を動かし

• 言葉を組み立てる

という、脳にとって負荷の高い活動です。

その分、

• 集中力が上がる

• 記憶が定着しやすくなる

という効果があります。

特に

漢字の書き取り、英単語のつづり方、計算の過程などは、書いたほうが覚えやすい代表例です。

「書く」と「覚える」をつなぐ考え方

ここで大切な考え方を整理します。

暗記するためには、

書く → 覚える

だけではダメです。

正しくは、

書く → 確認する → 理解する → 覚える

手順をきちんと行うことで、暗記の効率は一気に上がります。

つまり、

「覚えるために書く」ではなく、

「覚えていない部分を見つけるために書く」

書くことは、理解を深めるためのきっかけを与えてくれます。

「書いて覚える」正しい暗記法

英単語・漢字の場合

1. まずは何も見ずに書いてみる(タイマーをかける)

2. 間違えたものだけ書く(1回だけ)

3. 時間を空けて(1時間以上)、もう一度テストする

ポイントは、

全部を書くのではなく、間違えたものだけを書いて覚えることです。

数学の場合

答えだけを書くのではなく、

• 計算過程

• 図やイメージ、表

• 解く手順、説明

を書くようにします。

これができると、

「正解した問題」ではなく、「解ける問題」に変わり、応用問題にも強くなります。

理科・社会の場合

きれいなまとめノートを作る必要はありません。

• 語句の意味を説明できるか

• 要点を説明できるか

• 教科書の言葉を使って説明できるか

を考えながら、書いてみることです。

書けなかったところは、教科書で理解すべきポイントです。

書くべき・書かなくていい場面の使い分け

書くべき場面

• 理解を深めたいとき

• 間違い直しをするとき

• 情報を整理したいとき

• 記述や説明の練習をするとき

書かなくていい場面

• 情報をインプットをするとき

• すでに分かっている内容を確認したいとき

• 覚えるために何十回も書くとき

「何でも書く」勉強は、時間も体力も奪います。

書く場面を使い分けることが、成績上位への近道です。

書くことは、努力を成果に変える道具

書くことは、

根性や気合いのための作業ではありません。

• 思考を整理し

• 分からない部分を見つけ

• 記憶を強化する

ための大切な道具です。

書けば覚えられるのではない。

考えながら書いたことで覚えられる。

この考え方を身につけたとき、あなたの勉強は「頑張っている状態」から「結果が出る状態」に変わります。


盛岡個別予備校では、効果的な暗記方法など、基本的なことから徹底して鍛えます。面倒なこと、細かいことを手を抜かずにやり抜くことが、学力向上には欠かせないと考えています。

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この記事を書いた人
盛岡個別予備校代表
盛岡個別予備校

歳弘 明 Toshihiro Akira
・盛岡個別予備校代表兼講師
・個別指導歴21年
・盛岡市出身/盛岡一高卒/北海道大学農学部卒

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